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胃ポリープ

胃ポリープ

胃ポリープは3つの種類があり、胃底腺ポリープ、過形成性ポリープ、特殊型(炎症性、症候性、家族性)に分類されます。 特に、胃底腺ポリープと過形成性ポリープが多く、2つのポリープを判断するには内視鏡検査が適しています。内視鏡検査でポリープの性状や周囲の粘膜を観察したり、組織検査をすることで診断できます。

胃底腺ポリープについて

胃底腺ポリープは、周りの粘膜と同様の色をした良性のポリープです。ピロリ菌に感染していない正常な胃粘膜に生じやすく、がん化することは非常に稀で、基本的には経過観察となります。

過形成性ポリープについて

胃過形成性ポリープとは、ピロリ菌に感染して炎症が発生した胃粘膜に生じるポリープで、正常粘膜よりも赤い色をしています。 ピロリ菌が原因であることが多いため、胃過形成性ポリープが発見された場合、ピロリ菌検査を行うことをお勧めします。胃過形成性ポリープが発見され、ピロリ菌陽性と診断された場合、除菌治療により8割程度の確率でポリープが縮小、もしくは消失します。1cm以上の胃過形成性ポリープががん化する確率は2%ほどと報告されており、胃過形成性ポリープが見つかった場合、定期的な上部消化管内視鏡検査検査を受けましょう。 除菌治療に成功したのにポリープが大きくなる、ポリープが2cm以上になった、ポリープによって貧血が起きた、がん化の疑いがあるなどの場合は、内視鏡治療を行うことがあります。

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